COLUMN

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公的年金について②-現在とこれからー

31.5.22金融庁の金融審議会「市場ワーキンググループ」がまとめた報告書が公表されました。

 

高齢社会を取り巻く環境変化について国民の人口動態、収入支出の状況、金融資産の保有状況、金融環境に対する意識をデータ化し、その考え方や対応策についてまとめたものです。

 

これは老後の生活に必要な資産寿命をのばすための考えをまとめたものとも言えますが、その中で「年金だけでは満足に生活できない可能性があること」や「年金だけに頼らず自助努力して老後に必要な金融資産を増やさなければ普通に暮らしていけない」という呼びかけもなされています。

 

具体的には以下のような呼びかけと読み取れます。

 

・予想を上回る長寿化

・少子高齢化の加速

・社会保険料の負担増加

・すでに生活費が平均5万円足りていない

・退職金の減少

・老後のたくわえが平均2000万円足りていない

・働く高齢者の数は国際比較ではすでに高水準

・老後の生活費を補う方法は、仕事と節約が主

・資産運用で老後の生活資金を補う意識向上の必要性

 

要点をまとめると、「老後にもっと働く期間を延ばす」ことと「今からもっと貯蓄をする」ことをしなければ老後の生活はやばいですよ、ということを言っているのだと思います。

 

まさに、無茶ブリです。無茶は承知だが、そうしてもらわないと無理!!と開き直られている気がしてなりません。

 

「今でも老体に鞭打って働いている人が結構多いけど、今まで以上にもっと働け」

「今まで以上にもっとお金を支払ってもらうが、今まで以上にもっと貯蓄をしろ」

 

こう言っているようにしか受け取ることができない報告書の内容だという気がしました。

 

しかし、不平を言っていてもなにも変わりません。

それほど日本の年金制度は疲弊を極めている状態なのかもしれません。

 

国はもう無理だと正直に言っているのですから、国に期待することは諦めて、国が国民に期待するような自助努力を行わないことには仕方ありません。

 

それでも100年安心と言い続ける国に対する怒りは胸にそっとしまい込み、自分や家族のために可能な限りの策を講じていかなければならないことがまたさらに明らかとなったと考えるほうが正解かもしれません。

 

今回この金融庁の公表に対しこのような私見を持っておりますが、皆様は日本の公的年金のこれからについていかがお考えになられますでしょうか。

 

以下がその公表された参考データの一部です。

ご参考ください。